たまにはマジ気だぜ/ayu-m
 




なりきりの群れに、
溺れてるのよと、
勘違いして、
ペンを、
宝物みたいに握る、
高校の頃だった。

まるで濁点はあたしにとってタブーだ。

この瞬間詩とかかけ離れてしまう気がしてあたしにとって、
病原菌みたいな濁点の、
あほ面っぽい連続もすごいむかむかくる。

だから敢えて立ち向かってみるんだけどやっぱり、
むかつきながら今描いてる。

だから結局なんにも変わっていないんだ、
広告にむかつき
群れにむかつき
青っぱなみたいな詩を横目で見るだけ
だらだらしてみる。

タブーを乗りこなす勇気を、
ちょっと指先でつっついてみる。




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