えんばー4/若乱
 
 ある日の隠喩

困り果てた誰かの海は雨が降ってぽこぽこ生まれた
散らばる隠喩の危うさは水中を散らばる針のよう
僕はあるはずの歯がゆさをきっと明日が来ると信じて幸せ色にしたい
しかし言った分だけ隠喩は詰まってゆくから他の住む現実はふと、ちぎれそうになる

時に隠喩は息が詰まるほどありすぎたりもする
満ち過ぎてはじけそうになりながらも、時は知らぬ間に溶かすだろう
ただ何とか今日をつなぎたい


  頑張り方

どんなに遅れていたって
一歩ずつしか進めない
状況がどうであろうとも
できることはいつもと同じか
ほんのちょっと頑張れるかぐらいだ

機会がどれだけの無
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