ある日のえんばー2/若乱
 
で、僕に生きる道がない。誰かを慰めるために、ある日僕はぽっくり殺されるかもしれない、遊んでいるばかりではいられない。どこかは必ず誰かの場所で、誰かの役に立つことで、人は自分の居場所を得るんだ。それは時に免罪符のような使われ方になるのだとしても。確かな理由として殺されない理由が欲しいけど、何もない。そういえば、歩くことは、歩くことしかなかったから、苦しくても歩き続けた。この日を超えたあたりから、感覚として一日30キロくらいはノルマで歩ける目測が付いた。荷物、最初は重くて(テント3日分の服、水etc…)大変だったけど、そのうちそれが普通になった。姿勢を直したくて、意識して歩いて、割と続けることができた
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