大丈夫/ドライ運河
ないので
瑞々しく真っ青な両腕を振り乱していた樹木だったとしても
自分の背丈よりちょっとだけ高く舞いあがり
住みなれた街を一望したあの花びら一枚ぽっちの感情を
この極めて低いハードルを乗り越えていくための栄養源に変えられるなら
くだらないものを許容することこそ即ち
清濁併せのむという小事が大事へとステップアップする瞬間の
保険の適用に他ならず
安心して保険の概要を信用して
このくだらない話を進展させてもらいたいし
転がりだしたストーリーのくだらなさをも血肉として
水がセルフサービスのインドレストランのような
ゆるぎない商売魂と一本筋の通った保険のガイダンスを守りきり
神田
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