私という存在はたった一人だから/こたきひろし
 
私という存在はたった一人
時計回りに過ぎていく日々のなかで
私が一番に愛してやまないのは基本的に私自身

そんな私のなかの
良い人と
悪い人の割合
それを計るのは
私以外のその他
それはたとえ肉親であっても
他者

わかりづらいよ
ややこしいよ
もっと明解に

私のなかの
善意と悪意の割合
それは
たとえるなら
焼酎のお湯割りの
焼酎とお湯の割合みたいなものかな

だけど
それだと
どっちが善意で
どっちが悪意かわからない


かき混ぜるんだからよけいわからなくなる

それがもしかしたら
正解かもな



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