冬のお空の蝉/朝焼彩茜色
 

おチビを連れて
冬の日
公園へ歩いてゆく

ほったらかしの木になってる柑橘
きっと期待のない味と思う
寂しいこころ
その木に 葉の裏に

うつせみ

寒さをしのいで生きていた

冬の日
おチビを連れて
気晴らしに 公園へ

がっしりしがみついて 生きていた
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