幸せ疲れ/葉leaf
を休むようになった。私は自分の疲れに敏感になり、疲れをマネジメントする習慣がついた。ひどく疲れてしまうまで動かない。疲れたら少しずつ休みを取る。
30代の時に結婚した。婚姻届を市役所に提出した後、しばらく私は幸福感に包まれていた。愛する人と共に生きることが確定して、今までにないような幸福を感じたのだった。周りの祝福による幸せもあったが、愛し愛されるということによる決定的な幸せが法制度によって確証された、その証明による幸せだった。新婚生活は楽しく、しばらく気持ちは高ぶったままだった。
だが、結婚式を挙げてすべての手続きが完了したとき、私は言いようのない疲労感に襲われた。限りなくデートを重ねて
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