京都にて/花形新次
 
自称詩人が
嬉々として自称詩を投稿しまくっている
正月をともに過ごす家族も友人も
いないからだろう

イタい、あまりにもイタい

しかし、そんな自分を
客観的に見る冷静な目を失ってしまった
いや、それどころか
生まれながらにして持ち合わせていないのだ

正月早々
自称詩なんか投稿せずに済む
不幸な人が一人も存在しない世界

それが私の願い
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