ト なって14 元日の神々/ひだかたけし
 
その巨大さに眩暈して
眩む俺の視界の奥を(魂の奥を)
確かに横切り沸き起こり
次々ガミガミ走り去り
貴女に逢いに百万、
里!

里はいったい何処に在るのか
夜空に輝くオリオン三ッ星の
下方に潜む底無し馬蹄形
馬頭星雲ブラックホール
次々星を呑み込む辺り
ソコは確かに空無オン
空無蠢く世のハジマリ
ロゴスミュトスの
底割れソコワレそこで我
初めて産声を上げた処
里あり我在り空無恩!

空無空海ソラウミ麗し
漂う精霊の声木霊
白壁囲う孤独の部屋に
降霊降誕
驚嘆するオレ、
崩れ落ち

掬う、木霊、掬う、木霊、木霊、木霊、掬う、掬う、掬う、掬う、言葉、孤独、木霊、コトバ、
掬空、掬空、崩れ、,、,、,孤独

鉛!背負い

走る
跡を追う
ただ痕跡のみ
残す
見えぬものを
聴く言葉、掬う言ノ葉
散らす
詩書き人























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