Fuoco Intrappolato/閉じ込められた火との約束/AB(なかほど)
ファイヤーバードが心のどっかにとまって
翼を丸めてうずくまってしまう
僕たちはそれぞれの命を生きているのか
解き放てファイヤーバード
心の中のファイヤーバード
やがて僕らも消えゆくもの
ならば
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それはずっと先かもしれないし
もうすぐかもしれない
何時灯したのか記憶もないけど
もうすっかり、といいかけてやめた
まだひざをかかえたまま
あの日と明日が見えそうで見えない僕らは
窓の外の景色が
もういいよ
もういいよというまで待ち続ける
火は消すのではなくて
まだなんか
あんたのこころん中でくすぶっとる真実が
う
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