クロッキー 4 夜盗/AB(なかほど)
にも溶けて
この馬鹿野郎
しめしめと詩を書いてみる
なるほど、ひとりの夜にすることじゃない
ついでに曲などつけてみる
じゃかじゃ〜ん、ってさ
ふ、ふられた夜にすることじゃあない
ってこれも書き留めておこうか
からくれない
君からくれない空に一番星
千年の恋で僕の全ては君に滲んでしまった
というのに君は明日からくれないになる
のだと言う
その時僕は忘れてしまうんだろうか
夢にも明日にも
君からくれない空に二番星
空腹と夜盗
秋になると空きっ腹と夜を更かして
ふるふるとする胸を抑え
りんごのような君へ抱えきれ
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