気泡/赤椿
 
冷えたソーダの中の気泡を眺めながら

本日の出来事を 頭の中でリピートする

君の声が 柔らかく響いて

淡い気持ちが 気泡とともに消えていく

泣きそうな気持ちには 知らないふりを

触れることができぬ手を

欲しいと思いたくはないのに

あと何回 人を好きになれば

死ぬことが 出来ますか
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