空瓢箪/藤鈴呼
 

浮かび上がる文様の中に
私だけの世界を探す
仕草の向こうに
溜息のこちら側から
しっとりとした音が流れて
重たくなる

湿り気はキライという帰来
描き出される影
そう 一瞬
二準目からは お決まりの台詞

何か 見たことのある
効いたことのある お喋りを
只管に 繰り返して

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

戻る   Point(0)