神を疎(うと)んじ離れた国の今を見て/そおっと生きる
る行いをもとめなくてはならない。
良いものを見て、聞いて、話さなくてはならない
そうすれば、太陽の光のように
等しく恩恵が得られる
神の傘のある場所に又受け入れられるだろう
しかし、すでに残された時間はあまりない
神はこの有様をみて
神の傘のある場所をはるか彼方へ移そうとしている
もう、そうなってからではいくらそれを
懐かしがって求めても
そこに行くことはできない
その後100年も経てば
神の傘を知る者はいなくなり
荒廃した大地に
無くなった海を求めて
船をかついでさすらう
ボートピープル
のような哀れな人々が残される
あたかも祭りで神輿を担ぐかのような
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