生の凛(なまのりん)/
朝焼彩茜色
時間を刹那を右腕を力一杯振って
刻んでゆく
光を大事に受け取って温もりの花束を
植えてゆく
生きる繰り返しを息吹の数ほど星の脈と共に
打ってゆく
日常を大袈裟に奇跡と呟き 証と存在を透明に流し
伴って音に掴まって
解けない氷山の骨を溶かして
ゆく
逝く
逝く
逝く
ひんやりとしんみりと手のひらを見ると
浮かび上がった
伝えたかった イメージ
凛の厳しさ 受け取った
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