メアリーは病気(その二)/tonpekep
 
不倫の末、ボスウェルと結婚したメアリーであったが、国内諸侯の反感による反乱にあって、惨めな敗北を喫する。頼みの夫ボスウェルは、彼女を置いて国外に逃亡。いつの世でもそうだが、頼もしそうに思える不倫相手ほど、逃げ足は速いものだ。逃げ遅れたメアリーは退位させられ、再び幽閉させられたが、翌年、またまた脱出に成功する。この時メアリーは母国スコットランドをあきらめて、隣国のイングランドに亡命することを決意する。当時、イングランド王国の治世は女王エリザベス一世。メアリーの従姉妹であった。
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