ざらざら/
はるな
朝だ 頬に
柔らかい寝息がおちる
木々の揺らぎ
僕たちの日々も老いていく
なめらかに熱い 夜を仕舞い
看板を出すように服をきて
ざらざらと 今日が膨らみはじめる
ビルに 街に 問いを立て
あちこちに解を結び
報われない夢をみている
あなたの髪に どこまでも遠く
遠く 気持ちが
絡まっていきそうだよ
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