静寂がうまれる/葉leaf
 
更新されていく生活の紋様を
生きていくだけで今日も二人だ
目指すべき幸福は漠として見えず
幸福の分化して進化した概念ばかり見える
家庭という孤島に置き去りにされて
社会との親交のためたくさんの手を伸ばす
気づけばみんな社会の顔ばかりしている
夜明け前には何もかも片が付いて
僕らはまたただの二人だ
二人お互いの鼓動を消し合って
夜明けとともに静寂がうまれる

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