嘘つき/腰国改修
けどね。それで、ええ、何の話だったか。あ、告白。私は告白したほうがいいのかということでした。いえ、何の告白かといって、実は幾つもあるのです。本当に自己嫌悪に繋がりかねません。要するに私は嘘つき、虚言癖があるのです。そういう意味では何人も騙してきて、何人も未だに真実を知らない人もいます。信じてもらえないでしょうが、騙すつもりはないですし、騙すなんて良くないことだと言うことも分かっています。大小は別なのかもしれませんが罪であるのには間違いありません。私は詩を書くのです。真実を書くこともあります。しかし、何の拍子か、創作の世界に没入するというのか、いや、そんな話をしたらプロの物書きや芸術家に弾劾されるで
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