美しい詩/腰国改修
置いといて詩作に取り組むほうがいいと私は考える。なかなか詩が書けないという人は得てして責任感が強く、詩作と倫理観を分けて考えることが出来ない人が多いのではないかと思う。もしそうなら時にはいい加減、適当、無責任に詩を書いてもいいんじゃないだろうか。もちろん他人の評価など気にせずに。
最後に余談だが、詩は死に通じる。というとダジャレのようだが、いわゆる死化粧というものがある。それは詩に化粧と言える。吐き出した言葉はその瞬間からは書き手の言葉としては死ぬ。だから、詩を書く人はそれら死んでしまった言葉に化粧をしてあげる。そうすれば美しい詩は書けないとしても、死化粧された詩は、書けるだろうし、最低限の責任のようなものも全う出来るのではないかと思う。ひょっとすると、それが美しい詩の一つと言えるのではないだろうか。
と、日々あれこれ考えながら詩を書いていきたい。
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