きみと/梅昆布茶
きみとなにかを分け合う様に生きていたいとおもう
からっぽのカゴの自転車のままで自由を走ろう
所有することなしに生きてゆくことも良いのかもしれない
手にするものすべてはさよならをはらんでいるから
仕事と些事ときみのご機嫌がぼくの世界を動かしてるし
それに異論をはさむ余地もないがそれでも
きみとなにかを分け合う様に生きていられたらうれしい
ぼくのきょうのカレーは口にあうだろうか
たまってゆく空き缶と食品トレー
それがぼくらの日記なのかもしれないが
そんな痕跡を積み重ねて生きてゆきたいともおもっています
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