混沌をまんべんなく敷き詰めた小さなベッドに(そして窓の外にやって来る思慮深い友達に)/ホロウ・シカエルボク
 
ずっとこうしていることがやめられないのさ、どこかに、どこかに…どこかにこいつを投げ捨ててから寝床に潜り込まなければ、きっと満足に眠ることさえままならないだろう―俺にはこんなことに関するあらゆる理由は理解出来ない、だけど、それについて理解しようとすることはもう、とっくの昔にやめたんだ―頭で考えて理解出来ることなんて、所詮それだけのものに過ぎないということさ…ただひとつこれについて言えることは、これこそが俺の新しい血肉となり、眠ってまた目覚めるだけの理由になるということだ―ディランがゴスペルを歌っている―太陽はいつしか姿をくらまして、そいつよりもずっと人々を考え込ませる夜といういきものが窓の外に宿命のように張りついている、ねぇ、どうだいと俺は夜に問いかける、あんたと太陽が繰り返し訪れるその意味について、こうして日々が絶え間なく訪れる、その―根源に―ついて…。

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