わたしとあの人の道/立見春香
 
わたしの道はどこまでつづくか
知らない

似ている
女の人の道なら
見えるかもしれない

それが
恋の道なら
良く見えるのかなあ

わたしの恋の道は
ダメだったから

せめて似ている女の人の道は
まっすぐ、へいたんで、
ひかり輝いていたら
よいのになあ

でも
似ている女の人が
わたしと同じ人を好きになったら
さびしいなあ

わたしとおなじほど
相手のことを思いやっているだろう
わたしとおなじほど
相手のことをその幸せを祈っているだろう
わたしとおなじほど
相手のことを大好きになるんだろう

弱くて
怖くて
暗くて
逃げて


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