あんなことやこんなことを経験したんだもの、だからあたしはいっていいはず/秋葉竹
 

はっきりいうけど、
何が正しく、何がまちがっているかなど、
ほとんどあってなきが如き幻想。

うつつは夢、
夜の夢こそまこと。

ていうのに、近い感覚かな。

そのなかで、ひとりの人が
他人を責めることができるとすれば、
ただ、その人が
弱者の側に立っているかどうか、
この一点のみがそれを可能ならしめている
と、いえるだろう。
てか、私は、そうである。

たとえば、
あなたが、強い立ち場の人なら、
私は味方する必要をおぼえない。

ただ、本来その立ち場でも
そのときあきらかに
弱い立ち場に立たされてるのなら、
そのときは、本来強い人のことを

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