約束、純白に汚れて/
十一月の失敗作
愛しく思う感情に
唯一の心を込めて
知らない色が付いたように錆び始めた指輪のこと
あなたは気づいてる?
夏と冬が交互に戯れているような日々
手を繋いでる暇なんてなかったね
ぎこちなくも笑える自分が怖くて
いつしか言葉も真っ直ぐには伝わらなくなった
誰かが語る運命に憧れていたのかな
緩やかに流れていく夜の風
頬を伝う涙が冷たかった
年月に忘却を願うことを許して
愛しく思う感情は嘘じゃなく
そこには確かに唯一の心があったのに
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