誰かの私/
十一月の失敗作
誰かの私はもういない
過ぎていくだけの愛をどこまでも手招いて
嘆いて嘆いて心を濁らす
不特定な優しさよりも
不安定な一つの言葉が欲しかった
誰かの私はもういない
誰かの私はもう
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