距離/秋/nonya
 

ふうっと
息をつくと
こびりついていた何かが
テーブルの端まで
遠のいた

そおっと
見渡すと
微かに青みがかった指先が
木の葉を鳴らすのが
見えた

自由になった
意識が
空と私の間に生まれた距離を
測りにいく

さらさらと
降ってくる
言葉の欠片を拾おうともせずに
遠い目をして
ただ

微笑んでいた


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