おやすみ/
赤椿
目を瞑れば
妄想に ひたひたと
浸って
溶けてしまいそう
いつだって僕は
現実に 呼吸を合わせることが出来なくて
息が苦しいよ
何時迄も 子供のままで居たかった
何時迄も 頭を撫でて貰いたかった
そんな 我儘を
誰が許してくれるのか
嗚呼 また
今日も明日が来てしまう
戻る
編
削
Point
(1)