正しい午後たち/
ペペロ
もう秋にでもなろうかという暑い昼下がり
湿気は日射を含むほどでもなくなってきた
ひとを愛する粗雑からは肉とほこりの匂い
痩せたからだを屈めていた
足だけが真実で顔は記号だ
口許だけがあなたの綻びだ
妄想に纏われて衆罪を作る
もう秋にでもなろうかという暑い昼下がり
湿気は日射を含むほどでもなくなってきた
ひとを愛する粗雑からは肉とほこりの匂い
戻る
編
削
Point
(1)