10円/kawa
財布の中には、10円ぽっち
気持ちのいいくらい金がない
金なんか嫌いだ、いるもんか
金なんて馬鹿なんだどうしようもない
金め、親の顔を見てやりたいとくだくだ叫んでやりたいが
暑くてそれどころではない
あと、変に台風が多いので喘息がひどい
結局何度見ても10円は10円で
これで寿司が食えるわけでも酒が飲めるわけでもない
どうしようもないほど金がないわけだが
このくそ仕様もない10円よりも俺はましなんだ
いや俺で寿司が食えたり酒が飲める訳でもないのだから
俺は10円とおんなじなのかではなんか買ってやろうか
など、次第に何を考えていたのか分からなくなってきたので
もしかしてもう寝てしまおうとバスタオルに絡まっている
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