人になった魚/
浅見 豊
眩しすぎた歌をうたえずに
鳥は地面に落ちました
時に捕まえられた腕の中に
忘れられた机と色彩で
画家の言葉が揺れました
月夜の海には一枚の
はがきが流れておりました
それでも、人は今日一日よく働いたのです
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