さんねんかん/
青花みち
ながら通っている。
楽しかった?それともいやなことばかり?いじめや仲間はずれはなかったけど、誰かの悪口を飴玉みたいに舌で転がしていた毎日はもう昔のことかな。
きみは手足が伸びて背筋がしゃんとして、昔はろくにしてなかった挨拶を大げさなくらいするほどになったけど、他人を舐めくさっていたあんな思春期二度とごめんだねって唾を吐いてるきみの、通勤途中に再生してるプレイリストがあの日のままだってきみは気づいているか。
戻る
編
削
Point
(1)