僕は減薬の夢を/りゅうさん
 
この不安や焦燥が
単に薬切れの症状であることが
容易に察しがつくために
僕の心は余計に悲しい

実際には父母を失うかもしれない
状況も手伝ってか

何もかもタイミングとしては
これほどまずいものもあるまい
こんな意地悪なことってないよね〜

僕に対する挑戦か?

お上としては不安なのだ
信じていいの? と不安なのだ
紐が切れないようにするためには
それに噛みつかねばならないというわけだ
それで倒れるような正義なら
始めから使い物にならないからだ

本物なのね、本物なのねと
涙を流す映画のワンシーンを思い出しつつ
僕はよろしくいつものナンセンスに
帰っていくのみなのです



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