ひふなろ白書/nemaru
 
行権とか、やらかしてみたかった。でも私も、水位を下げてみれば、まぁ、やらかしてないとは言えない、やらかしてないこともない。

どこかでやらかすことの天秤、サステナビリティ、社会との抵触やバトル、将来性、才能、勝算などを勘案し、総合的に「やらかさない」判断をした。あるいはそれらがいちどでもやらかしの防波堤を越えなかったので、私は助かっていて、助かっている自分を肯定的に見ることは未だにできていない。それは才能的にではなくて、ひとりの人間として、見ることができない。

だが、この才能的な部分と、ひとりの人間として、の部分のコネクタを繋ぎ変え肯定感を得るという、冒険()ぐらいはしてみてもよかったの
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