ひふなろ白書/nemaru
揃うわきゃないとおもいながらも、とまんなきゃなんなかったって知らんがな
ずっと飛んでいられるか、諸島を見てあの島に着陸しようとしたら「あの島ヤバない?」と袖をグイッと引っ張られて「そうかなぁ…」と思いながらも否定する材料もないのでとびつづけ、燃料が尽きて一番しょぼい島に降り立ってから、降りたかった他の島のことを悔やんだり、この距離感なら今からでも泳いでいける?とか真夜中に考えてしまう
働きながら詩を書く中年やブロガーの抱く感慨は島唯一のせせらぎ、とりのなきごえ
真空状態というか、ミズグモが空気の泡を絡め纏ってまた水没しに行くような、その潜る直前をみている
親近感みたいなことを、勝手
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