二回目/花形新次
 
どうせ
あたしを殺すなら
一回目にして欲しかった

一回目が終わったってこと
嫌でも耳に入るのだから
二回目ももうじきだって
なるじゃない

その間生きた心地がしなかった

怖かった

分かってる
そんなこと言えた柄じゃないって

でもね・・・

ううん、やっぱりいいわ

もう終わったことだもの



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