瓦礫 2/◇レキ
 

どこ行ったって一緒だな
書くことすら力ない

どこ行ったって一人だな
何したって変わらんな

乳母車の車輪をずっと一人でくるくる
回しながら遊んでいた頃と

着替える事は出来たって
自分からは逃げれない

適当なこと言ってはぐらかすんだな
生まれた時から一緒だね

仕組みが欲しいな
生きてゆくことの仕組みが





僕を蹂躙することで
生まれ、回り続ける関係が
いつもやさしく微笑みかける
ゴミで重くなってゆく
背負うほど
僕はどんどん痩せてゆく






この ちょっとした
赤い 赤い熾火は少し前に頂いた
ぼろく
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