瓦礫 2/◇レキ
どこ行ったって一緒だな
書くことすら力ない
どこ行ったって一人だな
何したって変わらんな
乳母車の車輪をずっと一人でくるくる
回しながら遊んでいた頃と
着替える事は出来たって
自分からは逃げれない
適当なこと言ってはぐらかすんだな
生まれた時から一緒だね
仕組みが欲しいな
生きてゆくことの仕組みが
※
僕を蹂躙することで
生まれ、回り続ける関係が
いつもやさしく微笑みかける
ゴミで重くなってゆく
背負うほど
僕はどんどん痩せてゆく
※
「
この ちょっとした
赤い 赤い熾火は少し前に頂いた
ぼろく
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