レクイエム/シギ
 
夜のカーテンが閉まる
弔いを知らぬ星は
明るく輝きながら流れて落ちる
ただの 石なのだと

燃え盛る森を見た
君はどうして嘆いた?
涙を零しながら
涙を零しながら
君の大切なものが
あの森に在ったというのだろうか

抱きとめて
もう離しはしないと
甘い囁き
君には聞こえていた?
届いて いたのだろうか

夢中になって
走り続けて
掴みたかったもの
追いかけた
置き去りにした
たくさんの想いや
君と
さよなら

弔いを知らぬのは僕だった
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