コシャカは大釈迦に出会う ?3/水恋鳥魚夫
 
書いたという
タロの49日の歌と共にある

もともとはシルエットだった
それを憐れみ白い文字に変えた

これもまた私の心情です

(8)学園広場に咲いてる花の
   一つ一つが思い出さ
舟木さんと歌う

ふるさとの 級友の笑顔 
ふるさとの 親友の話声

輝く夏の日に彼ら彼女達の
黒髪が地に曳き映える7

校友のその面影の一欠片でも見たかった

若さが匂い立ち若葉のように燃える瞳を
学友のその面影の一欠片でも見たかった

思い出すのは
12月のある日

むじん と呼ばれる村の会食会に
母が出かけた

母は上機嫌で夕方お土産を持ち帰ってきた
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