街と指/
はるな
ひとがたえず
まちを汚していく
一方で
わたしたちは
まだ
向き合ったまま
汚れたい指たちが
さわがしく黙りこくって
この朝焼けに
この夕暮に
なんでもいい
飛び込むだけの理由が
ありすぎて
まちは汚れていく
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