焼け焦げた駅で/
葉leaf
灼熱の車、アスファルト、建物
灼熱は水のように重く、辺りを濡らす
この駅だけが閉ざされていて
世界はここで終わっている
人間の悦びだけが影を落とし
人間の欲望がこんなにも焼けている
そんな閉ざされ焼け焦げた駅を
無人カメラだけが静かに写している
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