無/
床
愛を知っていませんのでわかりません
泪をしっていませんのでながせません
痛みをしっていますとおもいます
きずついたことがあります
といううそをいいます
なにかが怒っているのずっとまえから
言葉はうそつきだから
あたしはうその詩ばかりをかいてしまう
あたしはうそつきぢゃないけど
言葉になるとすべてうそに変わるの
ひらがなが鋭利になるとき
ときどきなみだであらってあげる
そのままで
いてあげる
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