頭の悪い詩/青星円
 
死へのあこがれを
4階のベランダでかみしめてた

YESかNOの答えを求められて
あいまいな答えをして殴られた

コンクリートに打ち付けた
頭はよけいパーになってしまった

パーになったので気軽に
血管に異物を流し込むようになった

異物は死を親くしたが
気持ちは生にすがるようになった

もう4階のベランダには行かない
パーでも生きることはわかる

これからもパーのまま生きる
パーのままで死ぬまで生きる
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