亡 題(その二)/
信天翁
あなたも 卒寿を 越してみる と
わかりますよ
どんなに 心身が
屈曲してしまったか が
青い 年代 は もう
再来しては くれません
赤い 年頃も
色あせて しまったのです
老残とは 孤独なさみしい宿の
仮寝なのでは ないでしょうか
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