虎の尾/
藤鈴呼
暗がりの中で揺れる存在感に
やわらかさを ふわり足して
葦の穂と知る
呻くような叫びも
穏やかな笑顔も
ここに 光 あればこそ
美しく 魅せるのでしょう
されば 明順応の手前で
視界が悪いことにも脅えず
進みたくも なるものかな
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