愛されること/
はるな
あの時 波が引いたとき
おびえたのは僕のほうだった
数をかぞえる臆病な胸のうちを
たぶんきみは知っていて
知りながら笑うきみを僕も知っていた
足元の砂が削れながら濁っていく
老いていく優しさ 生活 プラスチックのプランター
愛されることにおびえたのは僕のほうだった
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