Inorganic(性質など関係ない)/ホロウ・シカエルボク
見ろ、お前の目の前に広がる景色を
それを空白と取るも何かの準備と取るもお前の自由だ
選択と結果はイコールではない
どんな道をどんなふうに進もうと、結局
お前そのものが深層で求めているなにかに近付いていくだろう
見つめようとすることさえやめなければ
断ち切ろうという決意さえしなければ…
すべての食事が終わったあと、食卓は二度と準備されなくなるだろう
シンクはがらんどうを約束され、二度と片付けられることはなくなるだろう
定義すら意味を失くす世界がそこにはあり
もしかしたらそこは永遠に
閉じられた扉になるかもしれない
さあ、目を閉じろ
なにを食らおうと生きていく
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