クソガキ/氷鏡
 
主観的な罵倒を受けて、ああ自分はクソガキなのだなあ、と思ってみた
言葉というものは向けられない限りいつまでも心を苛むもので
自分はその厚顔無恥で役立たずで何の取柄もなさそうな薄汚い服を纏ったまさしく人間の屑とも言えるような最低の下等生物に心から感謝した

掃き溜めのクソ以下の大人にとってクソガキであれるなら本望だ
カッターナイフは自分を正当化する道具になった
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