A列車で行こう/秋也
世界はもの凄い速度で進んでいる
今日いた人も明日にはいず
笑顔だけが残る
それでも止まらず進んでいく
ジャズみたいに
いつまでも続いて欲しくて
終わりの拍手をファーストフレーズから待つよう
途切れることなく
メロディーライン
ビル群の白黒写真
鈍い金色の弾薬
埃塗れの薬莢
血の跡は黒より深くへ
僕も彼も笑顔だけでなく
皆のセッションの音符になれただろうか
わからずに絶賛を待ち
今も止まらず進んでいく
和音は変わらず
景色は季節のように連続性を持っていつの間にか変化する
明日にはいない人のよう
いずれにしろ
聴くにして演る<やる>にしても楽しもう
進むのだから
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