亡 題/信天翁
 
独り身で 卒寿を越して・・・
     もう 気どる想いは
         消えうせた
       甘えごころ も 
         跳びこえた

      あの日 その日の
         ひとときの
    身のふりかただけ が
  生のあかし とわりきって
      死のすがた だと
         決めこんで
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